3人が本棚に入れています
本棚に追加
未来を司る闘士、璃兎(リウ)。過去を司る巫女、透慧(スエ)。2人は、もう1人の仲間、現在を司る弓道師を探す旅を始めた。
「現在を司る弓道師の居場所がわからないなんて、この先どうやって会うつもりだ?」
「まずは、情報を仕入れないと話が進まないですもの。国の中心地、蝋覇(ロウハ)を目指しながらも、行く先の村や町で話を聞くことにしましょう。」
璃兎の居た町を離れ、蝋覇目指して歩きだす。
急に璃兎が問う。
「疑問に思うことがあるんだが、なぜ巫女と闘士なんだ?俺は今まで戦ったことなんかないぞ。」
「それは、」
透慧が言い掛けたとき、前方から、怪しい2人組が木の影から出てきた。
最初のコメントを投稿しよう!