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相手も璃兎も、この瞬間に起きた出来事に驚いた。
｢こいつ、強い・・・。出直すぞっ!！｣
｢へいでやんすー。｣
２人組は一目散に逃げ出した。
｢なんだ？今の力・・・。体が勝手に。｣
｢今のが、神の与えてくれた"闘士"の力です。きっと、追い込まれて危険を感じたから、力が覚醒したんですよ。｣
｢この力、俺のなかにまだまだ隠されているみたいだな。｣
｢そうみたいですね。私の力もまだ出てないですし。｣
璃兎と透慧は再び歩きだした。その背後には、男が一人、２人の様子を見ていた。
｢あれが、神に選ばれし者・・・。｣
そう呟くと姿を消した。
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