逢風-リウ Ⅹ スエ-

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頭の奥の方から自分を呼ぶような声が聞こえ、瞳をゆっくり開いた。 仰向けのまま、上を見つめた。空が黒い。 「やっぱり俺は。。。」 起き上がると、空腹も痛みも消えていた。 すると、目の前には派手な着物を着た女が立っていた。だが、霞んでいてはっきりとは見えなかった。 女は口を開いた。 「あなたは、選ばれし者。未来を司る闘士。そして出会うだろう。過去を司る巫女。」 女は霞の中に消えた。 璃兎はまた急にめまいがしてその場に寝てしまった。 ―未来を、・・・司る、闘士・・・。―
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