3人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
頭の奥の方から自分を呼ぶような声が聞こえ、瞳をゆっくり開いた。
仰向けのまま、上を見つめた。空が黒い。
「やっぱり俺は。。。」
起き上がると、空腹も痛みも消えていた。
すると、目の前には派手な着物を着た女が立っていた。だが、霞んでいてはっきりとは見えなかった。
女は口を開いた。
「あなたは、選ばれし者。未来を司る闘士。そして出会うだろう。過去を司る巫女。」
女は霞の中に消えた。
璃兎はまた急にめまいがしてその場に寝てしまった。
―未来を、・・・司る、闘士・・・。―
最初のコメントを投稿しよう!