1章

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千秋を押し退けて晃は逃げるように生徒会室から出ていった。 「…そろそろ解放してやれよ"隆哉"」 唇を噛み締め、千秋は開け放たれた生徒会室のドアをじっと睨んでいた。 ーーーーーーーー 「何なのあいつ!!!」 晃はアパートに着くと急いで部屋着に着替えベッドに潜り込んだ。 「帰ってくんの早くない? なんかあったの?」 晃の放り投げた制服をハンガーに掛けながら美里は首を傾げている。
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