5ヶ月前

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「俺沙希のことが好きなんだ」 浩介からの突然の告白だった。 浩介は嫌いじゃない… けど沙希は浩介を男として見てきたわけじゃなかった。 沙希の心には雅人がいた。 別に沙希自身特別意識している訳じゃない。 ただ何かあるごとに沙希は雅人のことを考えてしまっていて…沙希はそんな自分を不思議にですら思っていた。 「ごめん…私好きな人いるの」 「ん……。なんとなく知ってたよ。雅人のことだろ?」 「どうして??」 「沙希と俺も…雅人と俺だってどっちも付き合いが長いからな、そんくらい感じ取れるさ」 「そっか…ごめんね」 「いいんだ。じゃあ俺帰るわ」 「うん、またね」 浩介の背中が見えなくなると沙希は横のベンチに腰かけた。
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