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愛しい人に捧ぐ愛の唄
まっすぐで真っ白で穢れを知らない貴方に惹かれるのは
私が歪んでいて濁っていて清らかでないから
父親にバッドを振り下ろしたかったと言っても私の歪みの前ではなんの汚点でもない
私の歪みは一癖も二癖もありましてよ?
ただただひたすらにまっすぐに歩く貴方に絶望を与えて差し上げたいのです
穢れを知らないその御心に人間の汚らしくも美しい姿を見せて粉々に壊して差し上げたいのです
『人間が人間であるからこそ必死に足掻いている姿である』
ただそれだけの事だとしても純粋な貴方にとっては到底理解などできないのでしょうね
理解しないと苦しむのは貴方なのよ
だから私が教えて差し上げるの
嫌われてもそれでいいわ
どちらにしても私と貴方はきっと同じ世界にはいられないから
愛しき貴方への最高の愛を捧げましょう
愛しい人に捧ぐ愛の唄/麗
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