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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
校庭に放課後のチャイムが鳴り響く。
しばらくすると、校舎から生徒達が現れ下校していく。
その中に一際、ダルそうに歩く少年が１人。
ふぁぁぁ～～…ぁあ!!
大きな欠伸をしながら、これでもかって位の背伸びをした。
うん、暇だ。暇ヒマひま暇!!なんか面白い事ないかなぁ…
そんな事をボケーッと考えてる俺の名前は、木戸 優(きど ゆう)。今年からこの北市高校に通う、高校一年だ。
『高校生活』
中学と高校は全く違う!!なぁ～んて先生が言うもんだから、今までとは違う生活に胸躍らせていたのだが、現実はそんなに漫画やドラマの様に何か起こる訳も無く、中学の延長のような日々を過ごしていた。
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