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「おい、もういいだろ?」
「おう。…バッチリ………プッ…ククク…アハハハハ」
俺の挑戦は大方の予想通り、これでもかって位の敗北だった。
そして、目の前にいる友人だった奴はこれで三度目の抱腹絶倒をやってくれていると言う訳だ。
実に腹立たしい。目の前のもそうだが、何より自分が腹立たしい。
ちゃんと素直に答えていれば、こんな辱めに遭わず済んだのに…。
次からは、素直に気持ちを述べよう…。
心から誓い俺は渾身の蹴りを目の前のに決めた。
「ぎゃぼっ!!!ゴホッゴホッ…何す「ふん!!」グハッ!!ちょ…おまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ふぅ…スッキリした~。てかさ、初めてしったよ。断末魔ってすげぇうるせーって事。
うん、周りのギャラリーに心からお詫びしたくなったね。
そんな事を思いながら、俺は友達だったものを引きずってその場を後にした。
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