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‐江戸時代末期‐
ここは花街
金に困っている女や、自らの欲望を満たすために躯を売る娼婦たちが集まる“売春の町”
そんなこの町の至る所に建設された遊郭の中でも、一際賑わう遊郭があった。
“華館 -ハナヤカタ-”
それがこの遊郭の名前。
華館は、いわゆる“男娼”が集まる遊郭
この遊郭には、どの女性にも劣ることのないほど美しい外見を持つ男がたくさんいた。
その中でも、一際美しい外見で、“江戸の華”と庶民の間で噂されている二人がいた。
名前を『桜』と『菖蒲』という。
男娼として働く彼等に幸せは来るのだろうか?
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