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着替えた後、走って待ち合わせの公園についたときには、一時になっていた。
「遅刻しすぎたなぁ~、雪もひどくなってきたし、さすがにもう帰ってるだろうなぁ~・・・ハァ~」
白いため息をつきながら辺りを見回した。すると、噴水の近くのベンチに白い雪をかぶった人?のような物を発見した。
ためしに近づいてみた。
「・・・」
反応はない。
手を顔の前で振ってみる。
「・・・」
反応がない・・・。
仕方ないのでその白い塊を拝んでみた。
「・・・?!」
その時白い塊が動いて中から空が掴みかかってきた。
「勝手に殺すんじゃないわよ!!」
そして、オレを揺さぶりながら獣のように叫んできた。
「和真、あんた遅れるにしても限度ってものがあるでしょうが!!4時間以上も待ったのよ、あと少しで凍死するとこだったわよ!!」
周りの視線も気にせず、空は手を振り回して暴れだした。おかげで周りの視線がとても痛かった。
(どうにかして空の怒りをしずめなければ、そのうち通行人に襲いかかりそうだ。)
だから、
「それでも待っててくれたんだよな?」
満面の笑みでそう言ってやった。
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