第一章 第三部

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  「じ~~っ」   「母さんもうバレてるぞ、てゆうかそのじ~~ってなんだよ尾行するならもっと上手くやれよな。」   オレはいい加減聞きあきた母さんのことばをさえぎるようにしていった。 しかし母さんは、オレの言葉など気にせず喋りだした。   「二人とも熱いわねぇ~雪が溶けちゃいそう。それじゃ、お邪魔虫は退散するわねぇ~。」   そう言うとまたどこかに消えてしまった。 今のがオレの母さんで名前は、川上 冷花(かわかみ れいか)おっとりした性格でどこかズレてる。   「何だったんだろうな?」  空は頬を膨らませて。 「知らない!!」 と答えて走っていってしまった。 その後を追いかけて、 「どうかしたのか?」 と聞いてみたが何も答えてくれなかった。   そして、オレ逹は、やることもなくなったので、公園に戻ってきた。今は、空と公園のベンチに座ってホットコーヒーを飲んでいる。  「雪、止んだな。」   「そうだね。」   さっきからまともな会話をしていない、空は、何処か遠くを見ながら何か考えてるようだった。 20分位そうしていた。 するといきなり空が口を開いた。
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