第一章 第四部

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  そして、その少女は、手にしていた箱をオレ逹の前に差し出した。   「これの中から引けってことなのか?」 オレは空に聞いてみた   「たぶんそうじゃないかな?」   そしてオレと空は顔を見合わせた。   空は、少し頭をかきながら少女に言った。   「あの、お金払ってないんですけど・・・」   しかし少女は、ロボットのように同じ言葉を繰り返した。   「おみくじ引きませんか?」   オレ逹は仕方なくおみくじを引くことにした。   「さて吉がでるやら凶がでるやら。」   オレはおみくじを開けた。  「大凶・・・んなわけあるかぁ~!!」   少女に文句を言ってやろうと思ったが、いつの間にかいなくなっていた。   空に居場所を聞いてみた。  「空、さっきの女の子どこにいったかしらないか?」  その時、オレは空の様子がおかしいことにきずいた。   「おい、どおしたんだ顔が真っ青じゃないか!!」    すると空は、震える指先でおみくじを指さした。そこには、凶と書かれていた。  「なんだオレなんて大凶だぞ。」   オレは自分のおみくじをひらひらさせながら言った。  すると空は、   「違うの!!」
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