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「4ヶ月」
、と言った。
「・・・え?」
思わずオレは聞き返してしまった。
「だから、4ヶ月も向こうにいなきゃいけないの!!」
オレはそれを聞いて安堵の息をもらした。
「なんだよ、オレはてっきりもう帰ってこないのかと思って心配したぞ、4ヶ月くらいすぐだってだからそんな泣きそうな顔するなよ。」
しかし、まだ空は、暗い顔をして地面を見ていた。
「不安なんだよ、私達幼なじみで、いつも一緒だったから、少しでも離れると本当に永遠に会えなくなるんじゃないかって・・・」
そこまで言って空は黙ってしまった。
そしてオレは神社のすみに立っている大きな桜の木を見ながら口を開いた。
「じゃあ、4月8日、始業式の前の日にあの木の下で会うことにしないか?」
「え?」
空は、オレに目を向けて首を傾げた。
「あらかじめ会う場所を決めておけば少しは、安心だろ?」
空も、その桜の木を見た。
「それに方向音痴のおてんば娘を迷子にさせないためには、待ち合わせ場所を決めておくのが一番だからな」
『バコッ』
「誰が方向音痴のおてんば娘よ!!」
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