第一章 第一部

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  「はぁ~何か朝からいろいろあって頭の中が痛い・・・あれちょっと待て何か大事なこと忘れてるような・・・」 オレはそこまで口にして固まった。   「あれ、え~と春香、今日何日だったけ?」   少し嫌顔しながらも春香は、教えてくれた。   「お兄ちゃんなに言ってるの今日は、12月7日空お姉ちゃんの誕生日じゃない」   春香のその言葉を聞いて自分でもわかるくらい顔が青くなってるのを感じた。   「どうしたのお兄ちゃん?」    春香がめずらしく心配したように聞いてきた。   「春香、今何時だ?」   「ほぇ、お兄ちゃんほんとに大丈夫?もう10時まわってるよ」   ほんとに心配そうに見ている。 いっぽう見られてる和真の方は、   「ぁ、ぁ、あ~!!」   顔を真っ青にして猛獣の声のようなうめき声をあげている。   あわてて春香は叫んだ。   「お父さん救急車、急いで!!」   「落ち着け、落ち着いてこうゆうときは救急車を~」  『ピッポッパ』   変態(父)は、あわてて電話をかけはじめた。
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