第一章 第一部

7/7
前へ
/75ページ
次へ
「それは大変だねぇ~お姉ちゃん怒ると怖いから、生きて帰ってこれるか」   「で、どのくらい遅れてるの?」   オレは腕時計を確かめてた。   「約束が9時で、・・・今が12時」   『バコッ』   「さっさといかんか~!!」   ツッコミと蹴りで家から閉め出された。   「おいっオレまだ着替えてないって」   オレはドアを叩きながらうったえていると、   『ガラガラッ』とドアがあいたと思った瞬間 「へぶっ」 顔に服が飛んでた。   『ガラガラッカチ』 そしてカギをしめられた。  「外で着替えろってことかこの寒い中」   はぁっとため息をつきながら茂みに隠れて着替えた。  ふと上を見上げると青かった空はいつの間にか、白い曇り空に変わっていた。
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加