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「高橋、これでいい?」
あたしはテーピングを持ってきてマサトと一緒にいた友達にききました。
「ああ、巻いてあげてくんね?」
「は?!」
「頼む!な?!」
マサトが焦りながら高橋の口を塞ぎました。
「…」
「ごめん、こいつの言うこと気にしないで?」
「う、うん…でも、いいよ?巻いたげる。」
あたしは優しさのついでに、マサトに触れたいと思っていました。
怪我の巧妙だ、とか不謹慎なことを考えていたために、マサトと友達のやりとりについては考えていませんでした。
高橋はニヤニヤしながらどこかへ去っていきました。
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