もやし

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学校も休みがち。 煙草を吸って自分を傷つけて… そんな様子でも彼氏というものは何もしてくれません。 「大丈夫?」 ときいてそれだけです。 あたしは、 「大丈夫、」 と答えるだけでした。 誰も信じない。 誰にも何も言わない。 本当は助けてほしいのに、その気持ちを押し殺していました。 いつしかあたしは作り笑顔が上手になっていました。
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