腐るもやし

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彼の連絡も無視し始めてしばらく経った頃。 あたしは市街地にひとりでいました。 ただぼんやりとベンチに座っていると、声をかけられました。 「ひとりなの?」 20代くらいの男が2人、目の前にいました。 あたしがこくんと頷くと、「かわいい~」と騒ぎだしました。 あたしはそれがなんだかうざったくなって、その場しのぎに、 「じゃあ、もう帰るから。」 と言って立ち上がりました。 すると1人が連絡先を教えてくれ、と言ってきたのです。 あたしは、彼のことを思い出しましたが、その時はもうどうでもよくなって彼等に番号とアドレスを教えました。 それが、あたしの中で¨一生友達¨が生まれたきっかけになるのです。
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