プロローグ

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人影の歩がとまったことを妙に思いつつも、彼女はそれ以上深くは考えずに、やがてその人影とすれ違った。 視線だけを人影の方へ向け、彼女は相手の姿を確認しようとした……その時だ。 「──あなたの魂、私にちょうだい」 そんなささやきが、彼女の耳を振るわせた。
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