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手を離した
あの時から
時は止まって
いたのかもしれない
溢れる想いの数々
無理矢理に
胸にしまい込んで
さしのべられた手を
払いのけて
自分の足で
立ち上がった場所は
今にも崩れそうな
くらいに
もろく、儚い、
こんなにも弱い
だなんて
気づいてなかった
あたし、
どれだけ心の支えに
あなたを想ったか、
振り返れば
星の数ほど
想い出に
溺れてくあたし
ただ素直に
聞いて欲しいだけ
ただ素直に
伝えたいだけ
ただ素直に
愛してるだけ
まだ子供の
あたしだけど
言葉の重みは
ちゃんと
分かっているから
赤い糸を信じて
今日も
空を見上げて、
待っているんだ
あなたのコトを
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