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あさ美？？？
そんなはずないと思ったけど…
前に立ってる人をおそるおそる呼んでみた…
『はい？』
と雑誌をどけるとそこにいたのはあさ美だった…
嘘だろ！？と思ったけど事実…
あさ美もびっくりした顔で言葉にならないような顔してた…
あいにく電車は混んでてゆっくり話せるような状況じゃない…
あさ美と俺はずっと目があった状態…
その時俺は何を考えていたのか覚えてない…真っ白だった…
俺の口から出た言葉は『あさ美…これから時間あるか？』
あさ美は少し考えた顔した後に一言…
『はい』って…
俺はあさ美の手を握って電車を降りた…
今考えると同じ駅で降りるんだからそんなに急いで降りる必要はなかった…
けどその時の俺は早くあさ美と二人になりたかった…
いっぱい聞きたい事があったから…
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