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次々と監督直伝のノックが行われた。
松江『次!一年の大城!』
大城『はい…………!』
監督は大城に容赦なく、ノックを浴びせた。
『カキーン!』
『パシッ!』
松江『おぉ!やるなぁ~!』
と、完璧な守備に魅了されていた。
松江『次はプロでも難しいコースに打つぞ!』
『カキーン!』
『ズザァー!パシッ!』
見事な、スライディングキャッチだった。
松江『いい守備だ!レギュラーも夢じゃないぞ!』
大城『はい………!ありがとうございました……!』
『野球歴三年の奴だよな!?上手かったな~!』
部員達は驚きを隠せなかった。
松江『次!一年の田和!』
田和『はい~!』
『カキーン!』
『パシッ!』
痛烈なゴロを簡単に取った。
田和『簡単ですね!大城みたいなやつをやってくださいよ!』
松江『分かった!俺は手を抜かないぞ!』
すると、プロでも難しいコースに打った。
『カキーン!』
『パンッ!ポロッ!』
一度は掴んだがボールを落としてしまった……
松江『残念だったな!いい守備だったぞ!』
しかし、田和は納得がいかなかった。
田和『もう一度だけ……お願いします!』
松江『……分かった!泣きの一回だぞ!?』
『カキーン!』
『パシッ!』
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