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1、
今日、ピアノの発表会があって大切な祖父夫婦が「発表会での泰成の演奏が聞きたいな。」と言ってきたので近日中にあったピアノの発表会によんだんだけど、僕の作曲した楽譜が盗まれ、盗んだ人が僕の演奏前の奏者だったため、僕は、作曲した楽譜の曲じゃない曲を弾くしかなく、祖父のために作った曲は、ピアノ前の奏者を金賞に…
僕は、銀賞でした。
祖父は、「泰成君の演奏が一番でしたよ。」と言ってくれたが、僕は、くやしかった…。祖父は耐えられなくなったのか優しい人で盲目の人でした。
二人兄弟と父の三人で家に暮らしていましたが、三年前に母を亡くしたショックか、優しい人から厳しい人になってしまい、僕と妹に会う度怒鳴りつけ、僕ら兄弟は助け合い生きてきました。
そんなとき、母方の祖父夫婦は、僕ら兄弟を引き取り育てていってくれました。僕は、昔母にピアノを教わっておりピアノの才に恵まれていたのか、引き取ってくれた後ピアノを今度は、祖母に教わり、すぐに色々なピアノの大会で金賞をとっていた。その成果を祖父夫婦に聞かせてあげたかったのにと、悔しさで泣きそうな顔をこらえ、外を出ました。そして、すぐ家に戻ることも出来ず、近くの公園を歩いていると、涙目になっている女の子が歩いてきました。ついその子に向かって「君も顔頑張ったんだね。」と言っていました。そういった瞬間、泣きそうな顔が耐えられなくなったのか大泣きになりその姿が心の僕と似てて、僕は、うんうんと頷いていた。そして泣き声がしゃっくりに変わり泣きやんできたのを確認すると、彼女の頭を一回なでると、彼女はバッと立ち上がりポツリと「ありがとう。」と言って真っ赤になって走っていった。つい僕は、可愛いなと思ってしまった。すると、トクントクンと心臓の音が早くなる。すると彼女の真っ赤な顔が頭から離れない。すると脈も速くなってきて自分も顔が真っ赤になってきた。
なんだこれ?
一瞬彼女の真っ赤な顔が見えた。
脈の速さがまた速くなった気がすること。
もしかして、これが…恋?
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