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プイっと顔を背けると自分の団のテントに向かって歩き出した
グイッ
急に後ろから腕を捕まれバランスを崩した
ヒナ「キャッ」
ぼふっ
気づくと先輩の胸の中にいた
ヒナ「…何ですか?」
ドキドキしている心臓を落ち着かせながら先輩を見上げる
ハヤト「怒ってんの?」
ヒナ「…分かりませんか?」
ハヤト「…好き、機嫌直して…日菜さん?」
小さい声で眉を垂らし悲しい顔をして私の顔を覗き込んできた
そんな顔されたらぁ―…;
ヒナ「許します…」
ハヤト「…本当に?」
ヒナ「…はい」
先輩は嬉しそうに微笑むと私をぎゅっと抱きしめ"明日のメイド楽しみにしてるから"と言って離れた
ヒナ「Σはうっ;」
先輩を見るといじわるそうな顔をしてクスッと笑うと私を抜かしてテントに帰って行った
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