『出逢い』

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雨が降り注ぐ中― 傘も差さず歩く少年がいた… 通りすぎる人たちは 少年を見て 「クスクス」笑うだけ でも少年はそれでよかった 傘が欲しい分けじゃない 手をさしのべて欲しい分けじゃない …ただ少年は 自分が汚いから… 汚れているから 何もかも洗い流してしまいたかった― そんなの無理な事は分かってる …でも一瞬でもいいから 自分がキレイなのだと思いたかった
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