第1章
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「椎名先輩!今日からですね!」 「……何が?」 「忘れちゃったんですかぁ?本社からエリートさん、来るんでしょぉ?」 女子ロッカールームで制服のボタンを止めながら後輩の島野 里美がはしゃいで声をかけてくる。 まだ23歳という若さの上に小柄で童顔の為、中学生……下手すれば小学生にも見える里美は人懐こそうな顔で私の顔を覗きこんでくる。
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