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「ほい!着いたぞ」
「ありがとう!チャージマン」
「気にすんな。金は後払いだからな」
「俺が払うから気にするな」
「ストーンマン。色々と悪いな」
三人は警察署に入っていった。
一方、署ではライト博士が色々問われていた。
「トーマス・ライトよ。今回の事件は全て貴方がしたのだろ?」
「ワシは何もしていません。本当です」
「嘘を言っても我々が証拠などをすぐ見つけるからな。今、はっきり言えば刑は軽くなる。本当の事をいいなさい」
「本当にしてないのじゃ」
「シャーラップ!!速く言うんだ!楽になる」
「だからワシは‥」
ガチャ
「ライト博士は何もしていません!」
ロックマン達がドアを開けてやってきた。
「ロック、ロール、ブルース。何故、ここに!?」
「博士が捕まったって聞いたの。警察さん、ライト博士は何もしてないよ。これは間違いよ」
「お前達もトーマス・ライトが造った暴走ロボットの仲間だな」
「何言ってるんだ。違うよ」
「ロック、速く研究所に帰りなさい。ここはロック達の来る所じゃ‥」
「犯人はワイリー博士だ」
「おい、サングラスを掛けた君。一体何を言ってるんだ!?アルバート・ワイリー博士が犯人だと!?証拠も無いのにでたらめを言うな!」
「証拠は無いが証言はあった。そいつは確かにワイリーと言った。暴走した弟の最後の言葉だった。本人が開発したロボットだからと言って本人を犯人扱いするのはどうかと思う」
「君達の証言はあてにならん。なんせ、ライト氏が開発したロボットだからな。まぁ、暴走していないだけマシか‥」
「じゃ、僕たちがワイリーを捕まえたらライト博士を釈放して下さい」
「犯人がライト博士だと分かってるのに出来るか!!」
警察の署長の人は手で机を「バン!!」と強く叩いた。
「一週間の時間。ライト博士を研究所に戻してほしい」
「だから出来る訳‥」
「お願いします!」
三人は深々と礼をした。
「お前達‥‥」
「しょうがない!一週間だけだぞ!だが、それで間に合わなかったらライト氏を逮捕するからな」
「ありがとうございます!」
「私も出来る限り証拠を見つけるわ」
「犯人はワイリー博士だ‥‥だが、手掛かりすら掴めない」
「では、署長さん。一週間、研究所にいさせてもらいます」
「‥犯人が」
署長はそういうと部屋から出ていった。
ロックマン達は署から出た。
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