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「ファイヤーマン!」
「体内のシステムやプログラムが全て凍ったんだろ」
「ファイヤーマン‥ゆっくり眠って‥世界を脅かす弟なんて私達は見たくないから」
ロールは静かに言った。
突如、ファイヤーマンの体内が光り出した。
「倒れた衝撃で凍った破壊プログラムが壊れたか!?」
ドガーン!!!
ファイヤーマンは爆破した。
「ファイヤーマン‥‥復讐は何も無い‥復讐を果たしてもその先には何も無い‥虚しさだけだよ‥」
ロックマンは涙目だった。
「やはりワイリー博士が犯人だったか。ライト博士のロボットを利用し世界を脅かそうとしたのは」
「‥‥‥ワイリー‥絶対に許さないぞ!!」
「ロック‥お前はワイリー博士に対してどんな感情を持っている?」
「弟達の仇だ!!絶対に許さない!」
「復讐心で戦うなら家庭用ロボットに戻れよ」
「分かってるよ!ファイヤーマンの様に復讐心は持ってないから」
「‥‥本当にそれならいいんだが‥」
ブルースは不安だった。
ロボットは人間を傷つけてはならない。
ロボットは人間を殺害、重傷させたなら処理するというロボット協会の有名な法律である。
(ロック‥間違ってもワイリー博士に怪我を負わせるなよ)
ブルースは心の中でそう言うとロックマンとロールに一言「帰るぞ」と言った。
ロックマンもロールも首を縦に振り三人一緒に廃棄物処理場から去った。
一方、ロックマン達が戦っていた時にある番組が放送されていた。
「こちら、ライト博士研究所前です。最近、暴走ロボット達が多発している事でそのロボットのほとんどがライト氏が作ったロボットと言う事で世間からライト氏がロボット達を暴走させたという疑惑が流れています」
色々な国から記者が来てライト博士の取材をする者が増えたのだ。
以前は30人程度の人が来たのだが今回は約200人以上の記者が、しかも生中継で放送されているのだ。
「ライト博士が出てきました!」
「貴方がロボット達を暴走させたのですよね」「目的は何なのですか?」「人型ロボット第一号のロックも改造するのですか」
「ワシは何もしておらん!何者かがワシのロボットを暴走させてるのじゃ」
その時、記者達を押しどかして警察が来た。
「Dr.ライト!暴走ロボット開発の罪で署に連行する!」
「待つんじゃ!ワシは何もしておら‥」
ライト博士は手錠をかけられ署に連行されてしまった。
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