蒼き刀身

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『っ!?』 突然脳に走る目に見えぬ衝撃…感じる…この町の何処かでザラリとした不気味な魔力…いや、似てはいるが違う…これは…呪い!? すぐにその方向へと飛ぶ。被害が出る前に…何とか間に合えば…。 その時、住宅街の上空に差し掛かった時に空気に壁が出来ているのに気付いた。 これは…結界か!? 急ごう、嫌な予感がする。スピードを速める。 町を注意しながら進む。 すると繁華街の方へと駆ける少女を発見する。 あの子の様子…尋常ではない!その逆方向へと更に加速する。 『さて…どうしたろ?』 『どうもこうも…しねーよっ!!』 手に持つ青い袋を男の頭上向けて投げる! 『あ?』 それを見送る通り魔。が、すぐにその目的に気付く。 袋は綺麗な放物線を描き男の後ろにある家の二階の窓を突き破る!ガラスの割れ鳴り響く音、飛び散る破片! 『さぁ…どうする?人にみられちまうぜ?』 『ハッハッハ!それで?』 あ?わかんねーのか?人にみられりゃ警察出てきて…あれ? 『きーついたか?人?お前以外に誰がおるんや?』
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