蒼き刀身

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『な、なんだ?』 通り魔の奥にもう1人男が…あれ?確かもう1人いたような…って!? 『うわーーーーーっ!?』 それを見た時心臓が飛び出すんじゃないかと思えるくらい驚いた。 『どうしたんや?』 通り魔に心配される。 が、今はそれどころではない。 指をソレに向けて一言…。 『と、飛んでる…。』 通り魔もそれを見る。 『…ほぅ?己【キングダム】の【魔法使い】か…?』 メールヘーン♪ キタコレ!次は魔法使いだってばよ!なぁそろそろ種明かし希望だぜ?ドッキリだろ? 『…ふん…あんな屑共と一緒にしてくれるな…だが…貴様は見過ごせん。』 空にいる魔法使い?が答える。 『ハッハッハ!ならどうする?この俺をころ…』 それは一瞬の出来事だった。 全てはスローモーションの様に流れる。 奥にいた金髪の男が飛び出し通り魔の握る刀の束の真下を真っ直ぐ蹴り上げる! 刀は綺麗に男の手から離れ宙を舞う! 『今だ!こい!』 それは俺に対してって事でいいんだよな?頼むぜ! 一気に通り魔と男の脇を駆け抜ける! 『やるのぉお前!なんの力もない人間の癖して!』 笑いながら金髪の男を見る。 くそがっ…喜んでやがる…マサシみたいな奴だな… さて…上手くはいったがどうする?とりあえず最悪な状態からは脱出はしたが…。 『くっくっく…考えるくらいの時間やるわ…己ら楽しませてくれそうやからな…』
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