偶然にて必然

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息が苦しい… 体が重い… 喉も乾いた… 暗き夜に1人部屋に立ち尽くす。 そう、水分ならいくらでもある… 畳に転がるソレを掴み上げ…右手に怪しく光る刀を振るい…ソレを斬り裂く。斬られたソレは床に転がり…半身が再び畳に転がり落ちる。 無造作に掴まれたソレは緩やかに柔らかい液体を流した。 ソレを持ち上げ液体を口に注ぐ。 やがて満足したのか、ソレを投げ捨てる。 月明かりが男を照らす……… 全身を赤く染め上げたその男…。 次の獲物を求め街へとさまよう。
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