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その内の一匹が銀髪の少年に飛び掛かる
「はははははっ!!!遅せぇ!遅せぇよ雑魚が!!その程度でこのレイド様に勝とうなんざ百億年速えぇんだよ!!」
だが、少年・レイドは高らかに笑うと右腕を振るう
『プギュルルゥ!?!?』
するとスライムは空中で突然両断され、レイドに届くことなく消滅した
「弱すぎだぜ!」
気が付くとレイドの手には一本の槍が握られていた
残りスライムは二体
『グルァァアッ!!』
と、ここで狼型の魔物が動きだし一目散にレイドへと向かっていく
「ちぃ!!」
レイドは大きく舌打ちをすると槍を横に薙ぐ
しかし、それは俊敏な動きによって躱される
「はぁぁああ!!」
そこでソラは短剣を右手で逆手に持ち、魔物に切り掛かかる
されど、これもレイドと同じように躱されてしまい、短剣は虚しく空を切った
「お兄ちゃん!お兄ちゃん達はそっちの二体をお願い!!」
それを確認したソラは敵を見据えながらカイにそう言うとレイドと共に再び魔物へと向かって行った
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