激動の東南アジア

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2007年秋、タイ、ミャンマー国境 政府軍首脳の一人が中国と北朝鮮の外交官と共に視察に訪れた。 周りには沢山の兵士達がG3アサルトライフルを構えながら警戒に当たっていた。 視察団一向はリムジンに乗って現れ、そそくさと視察を終えると再びリムジンに乗り込んだ。すると… ドカアーン! いきなりリムジンは大爆発を起こした。 辺りにいた兵士達は即座に散会して全方位に向けて射撃姿勢をとった。 「隊長!東側から銃声が聞こえました!」 兵士の一人が将校に報告する。 リムジンの止まった場所は南北に道路が、西側は水田、東側は水田の奥に森があった。しかし… 「銃声だと?森からどれくらい離れてるんだ?」 「はい、約800m前後です。」 「よーし!装甲車を付けて森の中に向かえ!ヘリコプターも呼ぶんだ!」 警備隊の中隊長は数台の装甲車とトラックを率いて森へと向かった。 一個中隊が森に向けて進軍を開始した。 中国と北朝鮮の外交官の護衛とミャンマー政府軍首脳の側近達は現場に残っていた。 一時間後… 近くの政府軍基地から攻撃ヘリコプターと輸送ヘリコプターが数機森の方角へと向かった。 政府首脳は激怒し、暗殺者を逮捕、もしくは射殺しても構わないとの指示を与えていた。
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