夏の思い出

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俺は伊集院の前に立つ。 「何?邪魔なんだけど」 と伊集院が言う。 もう迷ってもしょうがない。当たって砕けろだ。 砕けたら美月と諷音のせい。 「明日の花火大会に付き合ってくれないか?お前と会ったときの事を証明したいんだ!!」 と俺はかなり一方的だが結局これしか思いつかなかったからこれを言った。 まあどうせダメだろうけど・・・ 「・・・いいわよ。」 と伊集院が少しの沈黙の後言う。 「そうかやっぱダメだよな・・・こんなの了承する奴はって、えぇ!?」 と俺は驚き過ぎてすっとんきょうな声を上げてしまった。 俺の予想とは打って変わって、伊集院はあっさりOKを出した。 「なんか私もすっきりしなくって、あんたが証明できるならちゃんと証明してみなさい。」 と伊集院がはっきりとした口調で言った。 よかったーと俺が心の中で安心していると 「でっ、こんなの了承する奴はなんなの!?」 と伊集院がちょっと怒り気味で言う。 「えっと・・・天才か超天才?」 と俺はめちゃめちゃキョドッてしかも疑問形で言う。 超天才ってなんだよ!サイヤ人の上のスーパーサイヤ人かよ!! 伊集院は腕を組みながらじっと数秒見つめて 「嘘っぽいけどまぁいいわ。」 と誤魔化せてないけど何とか誤魔化せた。 ホントは「カンチか変人」って言おうとしていた。 何て事は死んでも言えない。 その後、待ち合わせなんかを決めて美月と玲たちと帰った。
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