夏の思い出

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帰る途中、日が沈みかけて夕日が綺麗に輝くとき俺は花火大会について思い出していた。 いつもは花火大会なんて興味ないから大抵、家にいるんだよな。 てかよく暑い中、浴衣とか着て人ごみ歩けるよな。 まぁ俺もその一人になるんだけど・・・ 美月と玲の提案でさすがに誘った奴が浴衣で行かないのはまずいだろ!という事になり、 俺も浴衣を着ることになった。 「へーでも良かったじゃない。これで虎白も分かってもらえるんだし、私も虎白と二人で花火見たかったなぁー」 と玲が手提げ鞄を担いで持って呟く。 「何言ってんだよ。花火大会なんて毎年やってるだろ。」 と俺は玲の言葉を軽く否定して言う。 「私は虎白と二人で行きたいの。」 と玲が俺の目しっかり見て言う。 「私も行きたいですよ。和泉君と二人で。」 と美月も微笑みながら言う。 いや、そこ賛同する所じゃないぞ! その好意はありがたいが、んなことしたらまた、海や涼斗に何言われるやら・・・ 年中暇なあいつらが花火大会に来ないわけないしな。 てか俺、今更だけど伊集院と行くのやばくないか!? 「そんな事したらめんどいことになるだろ。」 と俺が言い、 二人は疑問を持ったまま帰った。
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