夏の思い出

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そして次の日 海と涼斗の誘いを断り、朝から適当にグータラと過ごしているうちに約束の時間が迫まってきて 俺は身支度などを済ませて花火大会が行われる所へ向かう。 ちなみに俺の浴衣は紺色の良くありそうな少しオジサンっぽい浴衣。(探した結果、これしかなかった・・・) 30分ほどかかって河川敷に着いた。待ち合わせにはまだ少し余裕がある。 ふと待ち合わせの場所に目をやるとなぜか玲と美月と諷音がいる。 玲は普通の普段着で来ていて、美月と諷音は同じような水色の浴衣の花柄のを着ている。 「お前ら何しに来たんだ?」、 「いやね、ちょっと虎白を偵察に。てか浴衣じゃないの私だけ!?まぁ私が着ても似合わないけど・・・」 と玲が笑いながら言う。 しかし、その顔は少し引きつっていた。 いや、案外紺っぽいのとかだったら似合いそうだけどな・・・ 「いや、別にそうでも無いだろ。」 玲の顔が急に明るくなって 「ほんと!?じゃあ来年は一緒に来よ!」 とテンションが上がりながら詰め寄って言う。 近い!俺は右手を押し出して 「お断り、来年はゆっくりと家で寝てる。」 と俺は吐き捨てた。 俺はあまり暑さと人ごみが好きじゃない。こういう日は家から音を楽しんでるほうがしょうにあってる。 「伊集院さんとはデートするくせに・・・」 と玲が小声でつぶやく。 デートじゃないっと俺が言おうとしたら諷音が手で制して 「まぁまぁ、二人とももういいじゃないですか。」 となだめるように言う。 そんな事をしていると向こうから一人の女が歩いてくる。
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