夏の思い出

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キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴って担任の神埼と一人の女子生徒が入ってくる。 その女子の顔を見てみると、とても整っていて優美な顔立ちをしている。 たしかに綺麗な人だな・・・ でも、どこかで見たことあるような・・・あの顔、どこで見たんだっけ? 「じゃあ伊集院さん、みんなに自己紹介して。」 と神崎が言うと 「はい、伊集院朱莉〔いじゅういんあかり〕です。よろしく。」 と彼女は冷静に顔色一つ変えず、短い自己紹介をした。 「それだけ・・・かな?」 と神崎の野郎も驚いて言う。 「はい。」 とはっきりとした口調で彼女は答える。 ア・カ・リ? どっかで聞いたことあるような・・・ 「まぁ、いい。じゃあ、席は西野の隣に座ってくれ。」 と神崎が玲を指差して言った。 赤城学園は男女の比率が6対4くらいで女子が多いから、女子同士が隣になる席はいくつかある。 これも§†はる†§さんに書いてもらいましたimage=214528150.jpg
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