秘密

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ある朝…。 部長 「松本君、中山さんちょっと…」 海斗と香は部長に呼ばれ、会議室へと向かった。 部長 「2人に頼みたいことがあるんだが…、 今度企画した、旅行プランが通ってね…、悪いんだが2人には下見に京都へ向かって欲しいんだよ。」 香は心の中で喜んだ。海斗と2人きり京都に行けるなんて二度とないチャンスだ。少しでも彼に近づけたら…と思った。 海斗 「はい。わかりました。でもいつですか?こちらの都合もありますし…。」 部長 「急で悪いんだが明日から一週間行ってくれないか。 本当に急で悪いね。」 海斗 「明日ですか…。」 海斗は都合が悪いのか、少しどもった。 香は以前… 「来月21日誕生日なんです」 と海斗が子供の話しをした事を思い出した。 香 「明日でなく明後日からではダメですか?」 香は部長に問うが…、 部長 「すまないな…。こちらも急いでいてね。」 海斗 「わかりました。中山さん仕方ないですよ。大丈夫ですから」 彼はそう答えると自分のデスクに戻った。
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