*第1話*

3/7
383人が本棚に入れています
本棚に追加
/92ページ
ウチは高染有希。 まあ結構変な方言使うけど…まあその辺は気にせんとって。 多分関西弁ゆ-たら関西弁やけどなんかおかしない?って感じの方言やと思うわ。 そんでもってウチは今大きな建物?っぽいとこの前にいます。 ここはウチの両親が経営している、 いわゆる、男子校です。 そしてウチは… 学ランを着ています。 しかも寮にも入ります。 もちろん同室は男! ウチが女だとバレれば 苦しいのはオマエだぞ、 と軽くオドシもかけられています。 まあ髪はショートで黒髪やし自毛でいくけど、 や、カツラを被らんよって意味な! 誤解のなきよう。 (どんな誤解や。) ちなみに2年生です。 今までは女子高にいたんやけどまあ、色々ありまして転入して参りました。 有希「はあ-ッもうしんど。」 ここの校舎は小さい頃来たことがあるからなんとなく覚えてる。 ガチャッ 有希「はようございま-す。同室になった高染有希で-す」 「…ルッサイナア…」 有希「はあ!?なら黙って入ってこいってか!?ンの方が失礼やんけ!」 「…それもそやな。」 …何コイツ? プッ変なヤツ。 「…あ、俺は日野瀬 郁未(ヒノゼ イクミ)」 有希「郁未かあ!かわいい名前やなあ。」 郁未「…だから何?」 有希「ゴメン…あ!せや。ウチ最初にアンタに言っとかなあかんことあんねや!」 郁未「何。」 有希「ウチ実は女やねん。」 郁未「…新手の詐欺師?」 有希「ちゃうわアホ!」 郁未「じゃあなんやねん。」 有希「やから、正真正銘の女やゆ-てんねん。」 .
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!