第十九章~確定~

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「な~んか、仕事が大量に溜まってる気がすんのよねぇ」 「でもアネゴが休んでた間は、加藤さんが頑張ってたし――大丈夫じゃないっすか?」 「加藤が?」 「はい、『アネゴに負担掛けさせちゃいけない』って、部長に頼まれてた分もやってましたから…」 「そっかぁ――じゃ、後でお礼しなきゃね」 明彦と奈央子はエレベーターの中にいた。後少しで到着である。 「でも、病み上がりなんですから…余り、無理しないで下さいね?」 「わかってます」 エレベーターの中では、その他大勢の社員が乗り込んでいる。
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