第十九章~確定~

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奈央子も、困惑の色を見せる。 「あの~…」 「「「…………」」」 「部長?もしかして…皆さん、お怒りとか?」 「…………」 しかし、坂口部長本人も二人に刺すような視線を向けるだけで――…‥ 明彦と奈央子は訳がわからず、お互いの瞳を交差させた。 「…何なの、これ?」 「さぁ…」 「アンタ――何かやった?」 「何もしてないっすよ!俺が来た時もこんな感じで――っ」 「……ゃっぱ、そうですょ」 「え?」 「は?」 その唐突な声は微かだったが…確かに聞こえた。
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