第二十章~ダブルパンチ~

5/5
前へ
/264ページ
次へ
「俺は、アネゴのマンションに一緒に住んでるだけですっ!」 「――何?」 「だから、付き合ってるんじゃなくて!同居してるだけですっ!!」 「「「…………」」」 「黒沢…君」 「ぇ?」 その彼の頑張った成果に、彼女は小さく息を吐いた。 「それ……フォローに、なってなぃ」 「――へ?」 「「「お前等、同棲までしてんのかぁっっっ!!!?」」」 奈央子の言った通り――自分の発言は、全く……気が効いてはいなかった。 「馬鹿っ!!」 「……はぃ」
/264ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2272人が本棚に入れています
本棚に追加