第二十二章~合格!~

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「先輩」 「ん、何?」 「マジで、へなちょこと一緒に住んでんですか?」 「マジだよ~」 「それって、《同情》からですか?」 「――ぇ?」 博美の言葉に、パソコンの画面から、その目を彼女へと向き直した。 「アイツって――先輩に一度、アプローチしてますよね?」 「ぅ、うん」 あの、メールでのやり取りの事を言っているのだろう。 「自分に少なからず、好感を持っている相手――その相手が、自分のところに転がり込んできた…」 「加藤、何が言いたいの?」
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