第二十二章~合格!~

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「すみません…ただ、先輩には幸せになってほしいんです」 「…………」 「――先輩って、いつも私達の事ばかり心配して…自分の事は後回しじゃないですか?だからずっと、心配してたんです。 お見合いの件だって、自分よりも相手の女性の心配してる……ま、そんなアネゴだから、私も尊敬してるんですけど――…‥ たまに、思うんですよね…。 『いつか先輩は、相手の事まで気にしすぎて…自分の幸せを、取り逃がしちゃうんじゃないか』――って」 「……加藤」 「先輩には、飛び切り良い男と幸せになってほしいんです」 「ぅん、ぁりがと」
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