第二十八章~好きな女~

4/8
前へ
/264ページ
次へ
「そりゃ、あの人は面倒見が良いよ?後輩の為に相談に乗ってくれるし、仕事も出来るし、美人だとも思う!…――っでも、《女》として見ろって言われてもなぁ…」 本人が目の前にいないからと言って、好き放題言っている。 「…ァネゴは、先輩が思ってるような人じゃ、なぃです…」 そんな立花に、明彦は弁解した。                                               「確かに――会社で見るアネゴは、仕事も完璧に出来て…後輩からの人望もあって、助けなんかなくても一人で…何でも出来そうだけど――…‥」 明彦は、普段は隠している…彼女の弱い部分を思い出した。
/264ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2272人が本棚に入れています
本棚に追加