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「はぁぁぁ…‥‥」
奈央子は、誰もいない給湯室で一人…溜め息を付いた。
(ゃっぱり、誰にも相談出来ないよね…)
「――野田さん」
(一人で考えるしかないか…)
「相談があるんですけど――」
(当の本人は、出ていく気なんて毛頭ないんだろうし…)
「あの~」
「っえ??」
奈央子は現実へと舞い戻った。
「今日は、思考状態がやたら多いわ――」
「ぇ?」
「あぁ!ごめん、ごめん。何でもないの――で、どうしたの?何かあった??」
奈央子は、目の前の女性社員に顔を向けた。
「ぁの――相談があるんですけど…」
加奈は、深刻そうな表情を奈央子に見せた。
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