第三十三章~告白~

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確かに、馬鹿みたいに喧嘩して――どうでも良い事で言い合いになって… でも―― 嫌な日なんて、一度も…なかった。 会社から、皆に気付かれないように帰るのだって―― 休日に、『今日は何食べよっか?』なんて――まるで結婚したての、若い新婚さんみたいで… 妙に、ワクワクしていた…。 ――彼の言う事に、間違いない。 (私――全然、嫌じゃ…なかった) 「奈央子さん?」
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