第三十九章~本当の幸せ~

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                                                              奈央子は歩き出した、彼の元へと――…。                                               (今更、もぅ遅いのかな?) 『――ゎかりました』 (遅いかも…しれないょね?) 『それが…ァナタの《答え》なんですね?』 (…――でもっ、このままだけには…絶対にしたくないからっ!) 奈央子の頭の中に、明彦に言われた言葉が浮かび上がる。
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