第四十五章~おかえりっ~

3/5
前へ
/264ページ
次へ
    ●心の声● 『何でこう、暴走癖があるの?信じらんないっ!』 『今日の俺…マジでやべぇ』 『お巡りさんの声に気付いたから、咄嗟に離れたけど――ぁのままヤってたら…』 『っていうか、今日の奈央子さんが反則だろっ?』 『でも、今日の黒沢君…』 『…可愛かったなぁ』 『…素敵だったなぁ』 ※二人、ほぼ同時にお互いの顔を見合わせる。 『マズいっ…これ以上は警戒されたくなぃ』 『駄目だっ…思い出したら、急に恥ずかしくなってきた』 街灯に照らされた二つの影は、あっという間に大人しくなった。
/264ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2272人が本棚に入れています
本棚に追加