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~その後~
「お邪魔しま~すっ」
「はい、どうぞ」
二人は何事もなく、無事に帰宅出来たようだ。
あれから明彦の理性も、三度に渡り途切れる事もなく…奈央子は安心して、足を進める事が出来た。
彼の顔付きも別段、変わった様子はない。
「でも、これからは…“お邪魔します”じゃ、変ですよね?」
「何で?」
「だって――帰ってきて…良いんでしょ?」
「……ぅ…ん」
奈央子は恥ずかしそうに、照れた顔を背けた。
(…また、この人は――…)
女らしい素振りが、明彦を刺激する。
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